中村正さんの不気味人形がやってきた

メリーさん（※）こと中村正さんの不気味なお人形を今後お取り扱いさせていただくこととなりました。うちなどでいいの？とちょっと恐縮。さて、不気味と申しましたが、愛情を込めてそう言わせてください。欧米の蚤の市などで見かける、ボロボロになった古い動物のぬいぐるみはご存知でしょうか。これ、意外とファンが多いのです。長い年月を経て多数の持ち主（多分多くは子供たち）の手によって、これは犬なの？クマなの？と見分けがつかなかったり、片足がなかったり、ボディがよれ曲がったり薄汚れていたり（これ重要）、愛嬌のある崩れ方をしている人形たち。中村さんの作品は、なんだかそれを彷彿とさせます。かと思うと、実物に限りなく近い造作をしていたり。そんなこんなを、なんと彼はライブパフォーマンスで即興で作り上げてしまうのです。

つきましてはお取り扱い記念（店主が勝手に）として、奥のギャラリーが今月は空いているので、2週間ほどディスプレイ展示しています。もちろん販売もしています。そしてすいません、残念ですが作家さんはいらっしゃいません、私の勝手な企画なので。本当は先週末から展示していたのですが、なかなかパリッと配置が決まらなくて突然模様替えしたり、途中ギャラリーでレンタル撮影など入り、この人形たちの２００枚を越える写真撮影を終え、やっと落ち着いたところでご紹介となりました。
イベント時に中村さんご自身がされるディスプレイの迫力にはかないませんが、楽しんでいただけましたら嬉しいです。

※パフォーマンス中の彼のお名前。ヤギです。

ほんとに写真ド下手でうんざりしますがまだいいほう