10年ほど前の「手仕事の生活道具たち」という本で、タイの丸い竹製の蝿避けが紹介されていた。いかにもタイ製品、という風にはまったく見えず、洗練されたとても美しい形。その中の別の項で、木工作家の三谷龍二さんが作られているお香入れというのを見つけた。


これはフタを裏返しにして香を立てているけど、火元が下がってきたら焦げたりしないのだろうか。しても構わないものなのか。


下のものが、現在うちにある時計パーツのネジの動きをスムースにするオイルの入っていた瓶とその木製カバーケース(長い・・・)。40年位前のもの。




4つあったのだけど、残り1つ。とろりとした黄色のオイルの入った状態が素敵だったのに、夏の暑い盛りになぜか徐々に蒸発し、鼻につく怪しい匂いを発してきたので洗って、骨のように見える草の茎を差し込んだ。

これはフタに裂け目があるのが残念、でもここからヒントを得たのかなと思うくらいとても似た形とサイズ。

同じく古いガラスの目薬瓶と木製のケースを古物市でよく見るが、これも同じような作り。でもあちらは頭が尖がっている。